たゆたうもの
本や雑誌の紹介などをします。
学者と言う人種「若き数学者のアメリカ」藤原正彦
若き数学者のアメリカ
本好きな方なら「国家の品格」の名前はご存知でしょう。200万部も売れた大ベストセラーです。この本の作者である藤原正彦は、その「国家の品格」の作者です。
実は、私がこの本を買ったのには明確な理由があります。私自身、大学院まで行って数学を修めた経歴の持ち主だからです。一時期は数学者を目指そうとしていた時期も、いや目指していたと言って良いかもしれません。そんな時期もありました。だから、数学や数学者への思い入れは相当あります。それはそうです。青春真っ盛りの時期を6年間も捧げたのですから。今思うと若気の至りと言うか、ゾッとすると言うか、後悔混じりの気持ちさえ沸き起こります。もう一度人生をやり直せるとしたら、数学は選びませんね。もう満足とかそういうものではなくて、怖いからです。学問と言うものは貴方、麻薬ですよ。やらないで済むものならやらない方が良い。そんな気さえするのです。

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そこには脳があった「唯脳論」養老孟司
唯脳論
私の解釈ですと、全ての学問を載っける土台が唯脳論である。その理由は、物事を知って考えるのは結局は全て脳だから。というのがこの本の主張です。
養老孟司は非常に博識な方です。唯脳論は50歳を過ぎて書かれたものですし、かなりの量と経験が背景にあることが感じられます。

この本自体は、何かを明確に指し示すものではないのですが、「人の思想や学問はどこから来て、どこへ行くのか。」という問いに対する重大な示唆を与えてくれます。

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日本作家の日常性「村上朝日堂の逆襲」村上春樹/安西水丸
村上朝日堂の逆襲
「鴻上夕日堂の逆上」に啓発されて読みました。
まさに思い描いていた現代日本作家の生活が描かれていました。読んでいるだけで村上春樹の生活を共有出来て、なんとなくほっとします。
特に何らかのテーマがあるような内容でもないので、特に語るべきものも思い当たらないのですが、村上春樹という人は恵まれた人だな〜ととても感じました。この人には多分、今のNEETが感じているような絶望はわかりっこないのではないのかと思います。それが良いとか悪いとか言うつもりはさらさらありませんが。そう思ったのも、村上春樹が自分の人生の大変だった部分を書かないからだと思います。実際は大変辛いこともあったかもしれない。でもそこは書かれていないから分からない。そういうことです。この部分に対する記述があるものがありましたら、読んでみたいので教えていただけると嬉しいです。
メロディックパンク?「FROM UNDER THE CORK TREE」FALL OUT BOY
From Under the Cork Tree
ある店のレコメンドということで視聴したところ、一曲目が気に入って値段も手頃だったので買いました。確か”メロディックパンク”という表現で紹介されていて、何のことか分からなかったのですが、聞けばおおいに納得です。
パンクとありましたが、それほど激しくもなく、何かほっとする所すら感じられるメロディーが気に入りました。

こういう良い音楽CDに出会うと、もっと深入りして納得出来るまで突っ走ってみようかという思いに駆られるのですが、他にやらなければならないことがすぐ頭を横切り思い留まるようなことを繰り返している次第です。
社長になることとは「青年社長」高杉良
青年社長〈上〉 青年社長〈上〉
高杉 良 (2002/04)
角川書店

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ここをご覧になっている方で、居酒屋「和民」を利用されたことがある方は少なくないと思います。明るい雰囲気で、学生でも社会人でも家族でも利用しやすいです。家族で来られる居酒屋が謳われています。個人的には、飲み屋に子どもを連れて行くのはどうなのかと思いますが・・・。渡邉美樹は、有り体に言えば和民の社長です。小説「青年社長」では小学校の卒業アルバムで「社長になる」と書いた渡邉美樹が、佐川急便での苦労の経験を経て社長になり、ついには一部上場をするまでに成長する過程が描かれています。高杉良は企業を舞台にした小説を得意としており、この分野では現在の所第一人者ではないかと思います。

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